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翻刻
【柱】古今巻十六 〇十四
かにかやう成/狼藉(らうせき)のことばをば申ぞ只今の程に
慥に参れと仰られければ蒔絵師あはてふためき
参たりけるに此御返事のやういかなる事也とて見
せられければすべて申すこしたる事候はず唯今
御物【ごもち】をまきかけて候へば蒔はて候てまいりさふら
ふべしとこそ書て候へと申ければげにもさにて有
けり仮名(かな)はよみなしと云事誠におかしき事也
【528】同院の侍(し)長に兵庫(ひやうごの)介/則宗(のりむね)と云者きけりむげに
としわかき者にて侍りけるが侍の雑仕(ざつし)に小松と
て六十計成老女を妻愛(さいあい)しけり傍輩(はうばい)共/笑(わらひ)て