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翻刻
小松まぎ〳〵といひける程に或日/台盤所(たいばんところ)にて女
房さふらひをめしてこまつなぎ近【急ヵ】度〳〵参らせよと
仰られけるを此/小侍(さぶらい)物さはがしう聞て小松まき近【急ヵ】
度参と仰られるぞと心えて思もかけぬ兵庫
助を召て参たりければこは何事ぞと仰ければ
さも候はす小松まぎきとまいらせよと仰に候えは
めしてまいりて候ぞかしと申けるおかしかりけ
る事かな
【529】松尾ノ神主/頼母(たのも)がもとにたつみの権守といふ翁(をきな)有
けりわづかに田をもたりけるに争論(さうろん)の事有て
【上欄書入れ】17
【柱】古今巻十六 〇十五