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翻刻
【柱】古今巻十六 〇十五
六波羅にて問注(もんちう)すべきに定りにけり其日に成て
出ぬ此ぬしはまうにおこがましき者成ければいか成事
かしゐでんずらんと神主思ひゐたるに晩頭(くれほと)にこの
権守神主が家のまへをとをりけり神主よび入て
いかに問注はしなしたるぞおぼつかなくて待居たる
になどよそには過侍ぞといひければ権ノ守居なを
りて過失(くはしつ)なげなるけしきにてなじかは仕損(しそん)じ候
べき是程に道理/顕然(けんぜん)の事なれば一々つまびら
かに申て候へば敵(てき)口をとぢて申むねなく候是程に
心地よくつめふせたる事こそ候はねあはれきかせ給