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翻刻
【柱】古今巻十六 〇十六
ありけりたまるものすくなかりける中にしも
つけの武景(たけかげ)かみをおほくとりぐしてのりけれ共
猶おちけりそれによりてかみをみじかくきり
てあぶらわたをぬられたりければたけかげ
いよ〳〵たまらざりけりそれよりぞ武景をば善
知識(ちしき)の府生とは人いひける
【531】同御時/南都(なんと)の僧六人に風流/棚(だな)をめされ
たりけるにめん〳〵にしたてゝまいらすとて棚
ごとに歌をよみて付たりけりえいらんありて此
かへしたれかすべき秦覚(しんがく)よろしかりなんとてめさ