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てける所司(しよし)見つけていかにかゝる事をばするぞと
とがめければ殿はいくたびも調(てう)じかへ給はん事や
すかるへし定茂が一車をぬらしては又とゝのへ
しがたけれはかくしたるぞといひければ所司力
およばずやみにけり
【537】後鳥羽院御時いづれのところの競馬(けいば)にか侍りけん
下野の種武(たねたけ)御点(ごてん)【點】に入たりければ本座より催(もよほ)し
たりけるに大/仮名(かな)のいま〳〵しけなるにて種武か
むまはせたる証(せう)人候はゝつかうまつらんとかきたり
けるを聞しめしてさるずいじんの散状(さんでう)やはある
【上欄書入れ】22
【柱】古今巻十六 〇二十