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翻刻
【柱】古今巻十六 〇廿二
さしもの急事何事にかとあやしう候ひてたが
奉行ぞとたづねられければ小川(をかは)瀧口(たきくち)殿のうけ
給はらせ給ふて候といひてやがてはしり帰りける
程に中将あはてさはぎてはせまいりてうかゞひけ
ればたゞ今なんでんにわたらせ給ふよし女房申せ
ば御/後(うしろ)のかたにてをとなふにたそと御たづねあ
れは宣忠(のふたゝ)朝臣めされ候つるほどにまいりたるよし
申ければ大かたさる事なければふしぎに覚し召
てくはしく御たづね有ければ使のいひつるごとく定
継が承候【「候」は書陵部本「と」】て其下人にて候よし申ければ定継承て