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コレクション: 養蚕の書

蚕養育手鑑 - 翻刻

蚕養育手鑑 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

【右丁】 又蚕を休にそろゆる事たとはゝ粟 薭(ヒヘ)の間引に似たり 大躰に蒔たる粟ひへいまたちいさくやはらかなる 内間引根へ土を寄水こいをそゝき中打すれは色能 ふとりてそろふもの也殊に中打すへんすれは存分 にほき出る也又間引しゆんおそくしておのつから長 短出来たる時漸間ひけば粟ひへこわく成ふとりの分たけ 爰にて引とまりそれより手入しかけするといへとも存 分にほきる事あらし蚕も其ことく初はよく扱(あつか)ひたり共 長やすませ起蚕おほき中にてうきを間引起そ ろう迄をけは先起たる蚕共口かれ過て蚕せいの 【左丁】 分たけ是にて引とまりそれゟ随分念を入桑沢 山あたゆるといへ共蚕せいちいさくひきりそろはされ は繭段々にて石取思ひの外ふそくなるもの也又初ゟ よく養立たる蚕をうすくして休まへには桑度々 せめあたへて一旦に休せいまた起たる蚕一疋もなき内に 早速うきを間引起ると即時桑付る時は蚕せい のかわ引とまらずそれより念の入次第蚕せいゆたかに そたち石取存分に有へし亦休は四度共に同断といへ共 就中庭の休はうすくするもの也如何ぞなれは上りまへ 喰おとりとなりてひきり揃さる事皆桑付時分の わさなりおきはたは病起の心地にてあつ蚕を桑