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コレクション: 養蚕の書

蚕養育手鑑 - 翻刻

蚕養育手鑑 - ページ 25

ページ: 25

翻刻

【右帖】 かはかしてあたへへし必ぬれ桑のめあたへへからす蚕の湿病 となるもの也   第六獅子休の事  附寒風凌たる物かたり  歌に   しゝ休み風湿寒を能いとひ和桑をくれてうすくひろけよ 是より桑をつくるには桑いまた小分に若はへ出なは風あたらさ る場所の桑をしんを残し二葉はかりつゝやわらかなる所 をつみ取しんちう【真鍮】の桑切にてこまかに切てあたへへししん ちうの刃物なき時はくろかねにてもたひことにみかきて切へし さひなと桑に付それをくいたる蚕は滅る也又桑急て 若ほへ三寸も五寸も出るは弥々風あたらさる場所の桑を もとを残して末一寸か一寸五分の内をつみ取りてあたへ へししゝ前やわらか成桑をくわすれは蚕そだつ 【左帖】 へき分 際(さい)の皮やわらかにて思ひの儘に喰そたち末迄 つのるもの也是石取出す元の秘術也扨又しゝ前のかい し【志】きは何程にても継紙をすへしみる【な?】かわ杯大きに悪し わらはしめりをもつ故に蚕うらかわかさる物也又此時分 日々に雨ふる事有其ときは次日分の桑を前日にはやし ほこりせさる所に縄をつり折かけ置て露をおとし 本葉を捨て末葉斗つみ取てあたへへし若葉す たる事をかねはつゆ桑成共やわらか成所をつみ取て めかいの内【目?】に作たるはまかこへひろけ紙帳の内にた なをしてさし置下にて炭の火をおこし度々上を 下へ返せは露落る也必ぬれ桑あたへへからす休前 には桑三度も四度もせめあたへ度ことに蚕うらを 切ひろけかわかすへし一ツ休みと見へしときは休蚕うらとて