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コレクション: 養蚕の書

蚕養育手鑑 - 翻刻

蚕養育手鑑 - ページ 28

ページ: 28

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【右帖】 あたへへし若霖雨ならは一ツ休見へし時蚕うらを めい〳〵細に切かわかすへし是湿にあたらさる用心也 此休にうき取事有此うきは竹花と云て花のことく 押付ちりうせるもの也只々休前をうすくして桑 四度もせめあたへ何とそ一日一夜に休付様にして起ると 即時に桑付へし若早速起かねは半分起の時分見合て 中桑うすくあたへへし其後おきさるかいことほ〳〵有内に 早々桑付へし惣しておきはだ〳〵に口かくす事大 きに悪し蚕せいつゝまるもの也自然休のうち寒風甚 しくは夜は紙帳の内に寝て昼夜炭の火を起すへし 休みたる内少もしみにあたれは舟にも滞又休て起たり とても桑にしみす庭前減るもの也惣してしゝ前 より竹迠の補やら紙帳にも限らす寒き時は二 【左帖】 階へ上て下にて火焼暖なる時は卸(おろし)て棚へあけ置 風をいとひ湿気を除時はしそんする事あらし此外様〳〵 に多くの術(てたて)有といへとも書記にいとまあらす  哥に  風湿寒さ暑さをただいとへてたては己かこゝろ〳〵に 此桑付迠やわらか成桑をゑらひ桑付るとすき間なく 押付〳〵三度程はせめくわせて早く桑にしみさせへし 惣して切桑内ぬれ桑少もあたへへからす   第八舟休の事 附 暑気を凌たる物語  哥   〽舟休み風湿のそけ桑せめよ暑気に火たくなはつせ戸しやうじ 竹より起て二日程過迠は蚕うちを立てわけへし是より