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コレクション: 養蚕の書

蚕養育手鑑 - 翻刻

蚕養育手鑑 - ページ 32

ページ: 32

翻刻

【右帖】 には桑をあら切て夜桑をもあたへ一旦に休めへし桑をとめ て一食程間を置おき蚕一疋もなき内にうきを間引 おきると早速見合てはやし立の桑にて桑付へし若休に くるい有て一日一夜程にて休つかすは桑をつけて取外のかこ にて休ませへし長く休みてはひきりそろわす殊に早く起たる蚕 【注1】桑付置故暑気にあたりて損すること多し【ここまで】又休前長 雨ふりて南風入は風除をたて火をつよく焼家内を 暖にして一旦に休めへし一ツ休の時と休付ての後両度な から右舟休のことく篠にて風を入湿を除へし扨又桑 つけて二喰三喰ははやし立の桑を以押付〳〵せめくわせ 早々桑にしみさせへし是より桑多く切込もき重ぬ る故にことの外桑いきれる事有其桑必蚕にあたへ 【左帖】 へからす蚕性悪く成もの也勿論かれ桑もめ桑に露を そそきていかし置たるをあたゆれは蚕せいつゝまりて 三割四割の損たつもの也是をよくよく合点して桑 に念をつかふへし   第十上り前の事  附 暑気を団扇にてあをきたる物語  哥に   〽上り前桑くれ置せ度ことに手こゝりあれはひきりそろわす 庭より起て二日程にならは蚕うらを立てわけへし右 おしへのことくうすく休めなは二籠を三籠つゝにすへし 是より桑たやす事なかれ若永雨ふらは桑は前々 はやし置たはこのうるほひすゝほこりなとのなき 所に立置露を落してあたへへし此時も南風を 【注1:別の資料では以下の文章になっている「口かれ過て蚕ぜいつゞまるもの也若(もし)」https://www1.library.pref.gunma.jp/winj/archive/jpeg/1100232471/023.jpg】