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コレクション: 養蚕の書

蚕養育手鑑 - 翻刻

蚕養育手鑑 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

【右丁】 湿にあたりたるは庭前滅る舟休に風暑にあたり たるは休に滞おきて滅る又庭に滞休て起た りとても桑にしみず庭前風暑にあたりたるは 休みに滞庭休に湿にあたりたるは起て桑にしみ す終には滅る也庭休に風暑にあたりたるは起て 滅るめつし残りも上り前頭ほそ腰袋などゝなりて 終には滅る也舟庭両休には湿にあたりて口かれ過たるは すき蚕になる事有右大方は如斯といへ共養育補陽気 によりて滞滅の多少こと〳〵く有もの也又風湿寒暑を 補といへとも一ツのあやまりある時は蚕の煩となるへし 【左丁】 又十年十五ヶ年に一度は初より終迠大ふ順年有 左様成年もおそらく養はつすましきと思ふ程の しゆれんの人まれ成へし殊にふ順なる年にはあやま りも多ありて蚕の煩有へき事也蚕に薬なしといへ共 此教をよく〳〵得心する時は己心伝心の養生得心の内に 有へしされとも大図をいふ時には湿にあたりたるをば かわかし寒にあたりたるをあたゝめ暑にあたりたるを はすゝませへし休まへ風にあたりて滞たるは養に成かたき ものと知るへしされ共間の風にあたりたるをは右寒と 同前あたゝめへし随分〳〵心を尽して此理を得 心する時はたとひかひはつすといふとも其残多く