翻刻
みこし入道おもわず金平が所へ
来りしがむかしにひきかへ
あらき事なく入道も
あんにそういしておまへ
さまはとうしてこのやうに
おとなしくおなり
あそばしました
わたくしどもが
おちをとらうと
おもへはばんくるわせ
なかまのものも
こまりはて
ましたといへば
うぬしかいふとをり
金太郎子ぞうのじぶんから
わんはくものいたつらものうてんきも【腕白者。いたづらも、能天気も】
わかゐうちいくつになつてもおなじ
事てすむものかどし〳〵の【年々の】しんはんに【新板に=新作に】
【左ページ上】
わかとの様まて
ごひいきになされ
このうへののぞみも
なしよいとしをして
しやれとやらもてき
まいしいろ事は
むかしからきらい
くまやてんぐを
あいてにして
やまのうし【ち?】は
おれひとりが
らくじや
【この後ろに大きなやぶれがある】
【右ページ下、台詞等】
てまへも
いつまでばける
つもりた
とふりて【道理で】
ひさしい
ものを
ばけ
□□り【かゝり?】
だと
いふ
ぞ
【左ページ鼻をすりこぎにする天狗に】
はなが
いたくはよしなに
なされ