翻刻
【右丁】
萬椒(まんせう)
つるさんせう《割書:肥|後》
【左丁】
田村氏の説に肥後ならひに
八丈島にあり崖椒(かいせう)に似て茎 軟(なん)
弱(しやく)也 蔓(つる)に似て実は蔓(つる)にあらす
といへり此物甲州にもあり形状(かたち)
田村氏説ところの如し
現代語訳
【右丁】
蔓椒(まんしょう)
つるさんしょう《割書:肥|後》
【左丁】
田村氏の説によると肥後ならびに
八丈島にある。崖椒(がいしょう)に似て茎が軟弱
である。蔓のようであるが実際は蔓ではない
という。この植物は甲州にもあり、形状は
田村氏が説明したところの通りである。