翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 29

ページ: 29

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雚菌(くもたけ)は長虫(てうちう)をさり瘡(そう)を治(ち)し中(うち)温(あたゝ)めて冷痛(れいつう)によし 藦菰蕈(ひらたけ)の痰(たん)おは化(くは)する能(のふ)あれと多(おほ)く食(くら)ふはよろしかるまし 鶏㙡(ねすみたけ)神(しん)を清(きよ)ふし脾胃(ひゐ)を和(くは)し五痔(こし)下血(けけつ)おは治(ち)するとそ云(いふ) 蜀挌(はりたけ)の寒熱(かんねつ)痿痺(いひ)をよく治(おさ)め帯下(たいけ)癰腫(やうしゆ)を消(せう)すると知(し)れ 松露(せうろ)こそ性(せう)軽(かる)ふして毒(とく)もなし山(やま)に生(せう)するものは毒(とく)なり 木耳(きくらけ)は五臓(こそう)を利(り)して気(き)おはまし衄血(ちくけつ)五痔(こし)の人によろしゝ 石耳(いわたけ)は目を明(あき)らかにし精(せい)をまし肌膚(きふ)顔色(かんしよく)を潤(うるは)しふする 杦蕈(すきたけ)は心脾(しんひ)気痛(きつう)をよく治(おさ)め冷気(れいき)を発(はつ)し暴痛(ほうつう)をとむ 桑耳(くはたけ)は痰飲(たんいん)積聚(しやくしゆ)よく治(おさ)め赤白帯下(しやくひやくたいけ)陰痛(いんつう)によし 柳耳(やなきたけ)性(せう)軽(かる)けれは毒(とく)もなく病(ひやう)人 食(く)ふて害(かい)はあるまし 槐茸(ゑんしゆたけ)     能毒同上 楡茸(にれたけ)     同上