翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 35

ページ: 35

翻刻

雁肉(かんにく)の能(のふ)は気血(きけつ)をよく通(つう)し風攣麻痺(ふうれんまひ)を治(ち)するとそ知(し) ̄レ 鴻(ひしくい)は雁(かん)の大(たい)なるものなれは気味(きみ)効能(こうのふ)も同(おな)しことなり 鵠(はくてう)の気力(きりよく)を益(ます)に能(のふ)ありて臓腑(そうふ)おもよく利(り)するとそ云(いふ) 鵞(とうかん)は五臓(こそう)の熱(ねつ)を解(け)すれとも多(おほ)く食(くら)へは痼疾(こしつ)発(はつ)する 鳧(かも)はたゝ中(うち)補(おきな)ふて水(みつ)を利(り)し悪瘡(あくそう)およひ殺虫(さつちう)によし 鴛鴦(おしとり)は漏瘡(らうそう)血痔(けつし)収(おさ)むれと多(おほ)く食(くら)へは大風(たいふう)を病(やむ) 鶩(あひる)よく虚(きよ)を補(おきな)ふて臓(そう)を和(くは)し頭瘡(つそう)驚癇(きやうかん)熱(ねつ)痢(り)治(おさ)むる 鳲鳩(きしはと)は神(しん)安(やす)んして志(し)を定(さた)め睡(ねふり)おそよく醒(さま)すものなり 鴿(いへはと)の精(せい)調(とゝの)へて気(き)おはまし悪瘡(あくそう)疥癬(かいせん)癜風(てんふう)を治(ち)す 青䳡(やまはと)は臓(そう)を安(やす)んし気(き)を助(たす)け瘡(そう)癤(せつ)癰瘻(やうろう)虚損(きよそん)補(おきな)ふ 鷺(さき)はよく扶脾(ふひ)に補益(ほゑき)の効(こう)ありて自汗(しかん)盗汗(とうかん)虚痩(きよそう)治(ち)す也 鸀鳿(たいさき)の能毒(のふとく)鷺(さき)にひとしくて自汗(しかん)盗汗(とうかん)よく治(ち)すと云(いふ)