翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 41

ページ: 41

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   獣部(けものゝふ) 牛(うし)の肉(にく)脾胃(ひゐ)養(やしな)ふて気(き)を助(たす)け腰脚(やうきやく)補益(ほゑき)消渇(せうかつ)をとむ 野猪(いのしゝ)の癲癇(てんかん)を治(ち)し肌膚(きふ)をまし腸風(てうふう)瀉血(しやけつ)治(ち)する効(こう)あり 鹿(しか)の肉(にく)虚痩(きよそう)気力(きりよく)を補(おきな)ふて中風(ちうふ)を療(りやう)し口僻(こうへき)によし 豕(ふた)のにく気(き)おは補(おきな)ふ功(こう)あれと湿熱(しつねつ)痰(たん)を生(しやう)すると知(し)れ 羊(ひつし)にく心(しん)を安(やす)んし気(き)をませと熱病後(ねつひやうこ)には食(くら)ふへからす 狼(おゝかみ)は五臓(こそう)腸胃(てうゐ)を補(おきな)ふて骨髄(こつつい)をまし冷積(れいしやく)を治(ち)す 熊(くま)の肉(にく)虚羸(きよるい)脚気(かつけ)に功(こう)ありて風痺(ふうひ)筋骨(きんこつ)不仁(ふしん)にそよき 狐(きつね)よく瘡疥(ひせん)を発(はつ)し邪気(しやき)を追(お)ひ寒熱(かんねつ)をさり虚(きよ)おは補(おきな)ふ 狸(たぬき)能(のふ)痔疾(ししつ)鼠瘻(そらう)をよく収(おさ)め遊風(ゆふふう)風冷(ふうれい)下血(けけつ)治(ち)すなり 兎(うさき)よく脾(ひ)健(すこや)かにし渇(かつ)をとめ熱毒(ねつとく)およひ痘毒(とうとく)を解(け)す 獺(かわうそ)は労熱(らうねつ)脹満(てうまん)女子(しよし)によく陽(やう)を消(せう)して男子(なんし)益(ゑき)なし