翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 9

ページ: 9

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   穀部(こくのふ) 粳米(うるこめ)は中(うち)を補(おきな)ひ渇(かつ)をとめ気力(きりよく)をまして肌肉(きにく)生(せう)する 糯米(もちこめ)の気(き)をまし中(うち)を温(あたゝ)めと小児(せうに)病人(ひやう)人 禁(いむ)かよろしゝ 秈米(たいとうこめ)脾胃(ひゐ)養(やしな)ふて泄(しや)をとむ粉(こ)にて食(くら)へは乳(ち)おは通(つう)する 小麦(こむき)よく客熱(かくねつ)をさり渇(かつ)をとめ小便(せうへん)利(り)して心病(しんひやう)を治(ち)す 大麦(おゝむき)は熱(ねつ)を除(のそい)て渇(かつ)をとめ五臓(こそう)を実(しつ)し中気(ちうき)補(おきな)ふ 麦稞(むきやす)     能毒(のふとく)同上(かみにおなし) 稷米(うるきひ)は血(ち)を涼(すゝ)しめて脾胃(ひゐ)を利(り)す多(おほ)く食(くら)へは病(やまい)にそなる 黍米(もちきひ)は小児(せうに)多食(たしよく)を禁(きん)すへし筋骨(きんこつ)緩(ゆる)め血(ち)を絶(たつ)といふ 蜀黍(たうきひ)は中(うち)温(あたゝ)めて腸胃(てうゐ)おは渋(しふ)らすものに小児(せうに)禁(いむ)へし 玉蜀黍(なんはんきひ)うちを調(とゝの)へ胃(ゐ)をひらき淋瀝(りんれき)砂石(しやせき)水腫(すいしゆ)治(ち)すなり