翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

粟米(うるあわ)は腎(しん)を補(おきな)ひ痢(り)をとめ胃熱(ゐねつ)消渇(せうかつ)小便(せうへん)を利(り)す 秫米(もちあわ)は大腸(たいてう)を利(り)し熱(ねつ)をさる小児(せうに)は多(おほ)く食(くら)ふへからす 穇(ひへ)の能気(のふき)をまし中(うち)を補(おきな)ふてよく腸胃(てうゐ)おは安(やす)ふすと知(し)れ 巨勝子(くろこま)は肌肉(きにく)を潤(しゆん)し血(ち)を益(ま)して筋骨(きんこつ)耳目(しもく)虚労(きよらう)補(おきな)ふ 白胡麻(しろこま)は黒(くろ)きこまより能(のふ)あしく産婦(さんふ)は禁(いむ)か宜(よろし)かるへし 麻実(あさのみ)は五臓(こそう)を利(り)して血(ち)を下(くた)し積(しやく)を破(やふ)りて痺(しひれ)おは治(ち)す 蕎麦(そは)はよく腸胃(てうゐ)を寛(ゆる)め気(き)を下(くた)し瀉痢(しやり)と水腫(すいしゆ)に能(のふ)あると知(し)れ 黄大豆(しろまめ)は中(うち)を寛(ゆる)ふし気(き)を下(くた)し大腸(たいてう)水腫(すいしゆ)腫毒(しゆとく)おは利(り)す 黒豆(くろまめ)の水脹(すいてう)をおひ熱(ねつ)をさり結積(けつしやく)を治(ち)し諸毒(しよとく)解(け)す也 赤小豆(あつき)よく水腫(すいしゆ)を下(くた)し熱(ねつ)を解(け)し酒病(しゆひやう)脹満(てうまん)脾胃(ひゐ)を消化(せうくは)す 豇豆(さゝけ)よく腎(しん)を補(おきな)ひ胃(ゐ)を化(くは)して消渇(せうかつ)吐(と)きやく泄痢(せつり)治(ち)すなり 白豆(しろあつき)     能毒同上