翻刻
【右丁】
ことの浮世絵なりと見ゆるし給へかし
されば始に六歌仙のさゝれ事を□【「画」か。この字、『大漢和辞典』にも無し。「かきそえて」の意。】そえて
いとくちを解き児女子の眼をよろこばし
そへるもてあそひものとは南【なむ】しらぬ
やすく永き【安永】き【「のえ」を補って読むと良い。】たつのとし【甲辰の歳】
春待月勝川春なお李林寒路【「露」とあるところか。】之下書
【左丁】
僧正遍昭はうたの
さまは得たれとも
まことすくなし
たとへはゑに
かけるをうな
を見ていた
つらに心を
うこかすか
ことし【如し】
朝みとり【浅緑色…「糸」にかかる枕詞】
いとより
かけて
白露を
玉にも
ぬける
はるの
柳か