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コレクション: コレクション2

麻疹養生伝 - 翻刻

麻疹養生伝 - ページ 10

ページ: 10

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【右】 の一/符(ふ)あり因(ちなみ)にこれをしるす ■■【注】乙【3文字▢で囲む】《割書:此三字をかきて家のうちにはりおけばきはめて|はしかかろしといへり》 ○群談採余(ぐんだんさいよ)といふ書に此事あるよし異国予章(ゐこくよしやう)と いふ所の南に舟渡(ふなわたし)の所あり一人の僧(そう)来り津吏(わたしもり)にいふ 今しばらくありて黄衫(わうさん)をきたるもの五人/籠(かご)を負(おふ)て 此所に来るべしかならず是をわたすまじ若(もし)あやま つてわたす時は禍(わざはひ)あるべしと筆(ふで)をとり此三字をした ためわたしもりにあたへて彼等(かれら)来らば是を見す 【左】 べしと告(つげ)おはつて去(さる)はたして黄衫(わうさん)を着(き)たる五人の もの来り直(たゞち)に舟にのりてわれ〳〵は府州県(ふしうけん)にゆく疫(ゑき) 鬼(き)なりはやく舟をわたすべしといふそのときわたし もり件(くだん)の三字(さんじ)を取出し見すれば五人是を見て俄(にはか)に うろたえ走逃(はしりにげ)さりしゆへわたしもり此/符(ふ)をつたへ 予章(よしやう)の家ごとにはらしめたるにそのとき江浙(かうせつ)と いふ所/疫病瘡疹(ゑきびやうそうしん)おほくして死するもの少からず 予章の方は何事もなかりしとぞこのゆえに 【■■:「竹車龴疋」「竹厂斬】