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コレクション: コレクション2

麻疹養生伝 - 翻刻

麻疹養生伝 - ページ 6

ページ: 6

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【右】 は/疱瘡(はうそう)神なるべし/麻疹(ましん)は其後のものにて/疱瘡(はうそう)はさき なるべし猶/瘡疹(さうしん)とは痘瘡(ほうさう)麻疹(はしか)水痘(みづいも)みな惣(すべ)ての名 なればいづれかいまだ分明(ふんみやう)ならず ○痘瘡麻疹とも人間一世の大厄(たいやく)なれども其/軽(かろ)き にいたりては服薬(ふくやく)をも用ひずして治するもの有その 中麻疹は痘瘡より稍(やゝ)はげしくして熱毒(ねつどく)さかんに足(あし) /腰(こし)たゝず/本性(ほんせう)をうしなひ夢中(むちう)となるものありしかれども養(よう) 生(じやう)を専(もつはら)とし食物(しよくもつ)を用捨(ようしや)する時はおのづから無難(ぶなん)に全(ぜん) 【左】 快(くわい)するものなりはじめ熱(ねつ)ありと思(おも)はゞよく風にあたらざる やう温(あたゝか)に打ふし決(けつ)してひやゝかなるものを食(しよく)せずかわけばとく 水を呑(のむ)と至(いたつ)てあししとかく白(しら)かゆかさゆ漬(づけ)あるひは寒(かん)ざらし の粉(こ)どうみやうじなと食(しよく)すべし年とりたる人はおのれと其/斟(しん) 酌(しやく)あるべけれども幼稚(ようち)のものはあのわきまへもなくくるしきまゝ に夜着(よき)をふみぬぎ手足を出し冷(ひゆ)るを構(かまは)ざるものなれば 看病(かんびやう)人よく〳〵心くばりし介抱(かいほう)第一のものなりかまへて おこたり給ふことあるべからず