翻刻
【見開き 絵図】
【右丁】
宗岡里(むねをかのさと)
内川(うちかは)
伊呂波樋(いろはとひ)は昔(むかし)
此地(このち)の領主(りやうしゆ)
引又(ひきまた)より川(かは)
を隔(へた)てゝ宗(むね)
岡(をか)の地(ち)へ樋(とひ)を
通(とほ)し農耕(のうかう)の
助(たすけ)とせられし
頃(ころ)四十八 段(たん)に
掛(かけ)たりしに
より此称(このしよう)あり
といへり
回国雑記
むね岡と
いへる所を
通りはへり
けるに夕の
【左丁】
煙をみて
夕けむりあらそふ暮を
みせてけり
我家〳〵の
むね岡の
宿
道興准后