翻刻
【見開き 絵図】
【右丁】
戸田川(とたかは)渡口(わたしは)
羽黒(はくろ)権現(こんけん)宮
水源(みなかみ)は入間川(いるまかは)にして
秩父(ちゝふ)より発生(はつせい)し下(か)
流(りう)は荒川(あらかは)ともいひ
隅田川(すみたかは)とも号(なつ)く
常(つね)に舟(ふな)わたしあり
此川(このかは)水増(みつませ)は志村(しむら)まて
川(かは)ひらきて渡(わた)りかたし
依(よつて)其事(そのころ)は堤(つゝみ)伝(つた)ひ
に千住(せんちう)へ廻(まは)りて江(え)
戸(と)へ入(い)る昔(むかし)は堤村(つゝみむら)
にて馬(うま)をつくとなり
今(いま)も出水(しゆつすゐ)の時(とき)は此(この)
村(むら)にてつけり
はくろ
【左丁 絵図、文字無し】