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コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 5 江戸名所図会

江戸名所図会 20巻 巻之13 - 翻刻

江戸名所図会 20巻 巻之13 - ページ 8

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【右丁】  毎年四月八日十二日 開扉(かいひ)結縁(けちえん)せしむ  縁起(えむきに)云(いふ)天平十三年辛巳 行基(ぎやうぎ)菩薩(ぼさつ)《割書:歳四|十三》東国(とうこく)の群類(くんるい)を化度(くゑと)  せむとし先(まづ)南紀(なんきの)熊野(くまの)権現(ごんげん)へ参籠(さんらう)あふし帰路(かへるさみちの)傍(かたはら)に杉(すぎ)の  大樹(たいじゆ)あり此を像材(ざうさい)とし仏像(ぶつざう)を造立(ざうりふ)せんとし其木(そのき)を伐(き)り誓(ちかつし)て  云く若(もし)此事(このこと)仏意(ぶつい)に協(かなひなば)此木(このき)我(われ)に先(さき)たつて有縁(うえん)の地(ち)に至(いた)る  べしと云て彼所(かしこ)の谷川(たにかは)に流(なが)され夫(それ)より東国(とうこく)に赴(おもむ)き此地(このち)に  至(いた)り給ふに彼(かの)霊木(れいぼく)こゝの入江(いりえ)に漂着(ひやうちやく)す《割書:往古(そのかみ)此辺(このあたり)より高田(たかた)の辺(あた)り|神田橋(かんだはし)の内外迄(うつそとまで)すべて汐入(しほいり)の》  《割書:江河なり|といふ》仍(よつて)仏意(ぶつい)を尊(たつと)み慈母(じぼ)の為(ため)則(すなはち)東方(とうはう)に向(むか)ひ香華(かうけ)を捧(さゝ)げ礼(れい)  拝(はい)なし信心(しん〴〵)の誠(まこと)を尽(つく)し給ふ然(しか)るに面親(まのあたり)薬師女(やくしぢよ)金色(こんしき)の光(ひかり)を放(はな)  ちて顕(あらは)れ給ふ依(よつ)て行基(ぎやうぎ)菩薩(ぼさつ)件(くだん)の杉(すぎ)の本木(もとき)を以て此(この)本尊(ほんそん)を  摸刻(もこく)し此境(このさかひ)に一宇(いちう)を営(いとな)んで安置(あんち)せり又 六道(ろくだう)流転(るてん)の衆生(しゆじやう)を  救(すく)はん為(ため)末木(すゑのき)を以(もつ)て六体(ろくたい)の弥陀像(みだざう)を彫造(てうざう)し六所(ろくしよ)に分(わか)ち給へり  《割書:江戸(えと)六阿弥陀(ろくあみだ)と|称(しよう)するもの是(これ)なり》 【左丁 絵図】 宗慶寺(そうけいし) 極楽水(こくらくみつ)    本堂   極楽水