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【右】
別(べつ)してよろしかず
[問(とひ)]其交通(そのまじはり)に就(つい)ての用心(ようじん)は如何(いか)なる事項(ことがら)なる哉(や)
[答(こたへ)]吾人各自(われ〳〵めい〳〵)の交通附合(まじはりつきあひ)は平常(へいせい)に注意用心(ちゆういようじん)すべき大切(たいせつ)の
事(こと)にして其関係(そのくわんけい)は甚(はなは)だ多(おほ)きものなり今其大畧(いまそのあらまし)を示(しめ)すこ
と左(さ)の如(ごと)し
[一]凡(すべ)て劇場(しばゐ)、料理店(りうりや)、寺院(てら)、旅店(やどや)、其他(そのた)職工場(しよくこうば)、製作場(せいさくば)、鑛業場等(かねほりばとう)
にて衆多(おほく)の人(ひと)の郡聚(くんじゆ)する場所(ばしよ)は各人成(ひと〳〵 な)るべくは時々其(とき〳〵その)
場(ば)を出(いで)て新鮮(あらた)なる空気(くうき)を適宜(てきぎ)に吸(す)ふ様(やう)にすべし総(すべ)て大(たい)
勢久(せいひさ)しく一處(いつしよ)に集(あつま)り居(ゐ)るは宜(よろ)しからず殊(こと)に右等(みぎら)の場所(ばしよ)
にては飲食(のみくひ)を節度(ひかへめ)にして且(か)つ成(な)るべく酒(さけ)を飲(の)むことを
戒(いまし)むべし
[二]人力車夫等(じんりきしやひきなど)の疾走(かけ)ること法外(はうぐわい)に劇(はげ)しかるべからず又(また)
【左】
疾走(かけ)ること久(ひさ)しきに過(す)ぐるは宜(よろ)しからず一日(いちにち)に十里以(じふりい)
上(じやう)の路(みち)を疾走(かけ)るときは総(さう)じて害(がい)ありと知(し)るべし
[三]婦人子童(ふじんこども)は職工場(しよくこうば)、製作場等(せいさくばとう)にて餘(あま)り度(ど)に過(す)ぎたる労(はた)
役(らき)をなさゞるを宜(よ)しとす且(か)る此等(これら)の場所(ばしよ)にては新鮮(あたら)し
き空気善良(くうきぜんりやう)なる飲水相當(のみみづさうとう)なる滋養品(じやうひん)を結用(きよう)せしむべし
[四]埋葬場(まいさうば)、火葬場(くわさうば)は成(な)る丈(た)け人家(じんか)を離(はな)るゝ所(ところ)に在(あ)る様(やう)に
すべし
[五]市街道路(いちまちだうろ)の掃除(さうじ)は各人互(ひと〳〵たがひ)に注意(ちゆうい)して断(た)ゑず清潔(せいけつ)にな
すべし
〇虎列刺病等(これらびやうとう)を撲滅(ぼくめつ)する事(こと)
[問(とひ)]虎列刺其他(これらそのた)の傅染病既(でんせんびやう すで)に町村(ちやうそん)に侵(おか)し入(い)りたる後(のち)に於(おい)て
之(これ)を撲滅(うちほろぼ)すべき方法(しかた)は如何(いか)なる事項(ことがら)なる哉(や)委(くわ)しく説解(ときあかし)を