Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Smith-Lesouëf Japonais 141 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Smith-Lesouëf Japonais 141 - ページ 103

ページ: 103

翻刻

伊勢(イセ) 太々(ダイ〳〵) 御神楽(ミカグラ) 並(ナラビ)ニ風景(フウケイ)  抑(ソモ〳〵)御神楽(ミカグラ)の  始(ハジマ)りは恐(オソ)れ多(オホ)くも 天照(アマテラス)皇太神(スメオホンカミ)の御 弟(ヲト〳〵)  素戔烏尊(ソサノヲノミコト)御(ミ)こゝろ  あらくましますをいとひ  玉ひて天岩窟(アマノイハヤ)にこもり  玉へば天が下(シタ)忽(タチマ)ち常闇(トコヤミ)  と成(ナリ)て昼夜(ヨルヒル)の分(ワカ)ち  あらざれば八百万(ヤホヨロヅ)の  御神達(ヲンカミタチ)これ  を嘆(ナゲ)き玉ひて  天岩窟(アマノイハヤ)の  前(マヘ)にて御(ミ)  神楽(カグラ)を  奏(サウ)し奉(タテマツ)れば 天照皇太神  天の岩戸(イハト)を  少(スコ)し開(ヒラ)きて  見そなはし  たまふを  手力雄命(タヅカラオノミコト)  御手(オンテ)を  取(トリ)て岩窟(イハヤ)  より出(イダ)し奉りし  より天が下の  雲霧(くもきり)はれ  わたりて今の  世(ヨ)迄(マデ)も曇(クモ)らぬ  御代(ミヨ)と栄(サカ)ふるも全(マツタ)く 此(コノ)御神楽(ミカグラ)  の徳(トク)なりけり故(カルカユヘ)に古(イニシ)へより  大御神(おオホミカミ)の大御慮(オホミコヽロ)を清(スヾシ)しめ奉らん  とて太々神楽を奏(サウ)し奉る事(コト)也  依(ヨツ)て是(コレ)を献奏(ケンサウ)する輩(トモカラ)は   家内安全(カナイアンセン) 子孫長久(シソンチヤウキウ )富貴繫昌(フウキハンシヤウ)    うたがひなきものならじ 【朱印あり】