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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Smith-Lesouëf Japonais 141 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Smith-Lesouëf Japonais 141 - ページ 104

ページ: 104

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【右下隅】玄々堂刀  いせおんと    乗合盃 伏見の月に秋風は吹とも  さらに寒からすきせわたを あたゝめて酒をいさや汲ふよ    舟人もたゝうかれ出 一河の流くみてこそ廻はる盃  おもしろく一はんのしん盃は 御代も納まる万代の  としたちかへるあしたより 君よく盃とらせられ   誠にめんしよく若やかれ 愛きやう有けるあらためて  次の乗人へさしけれは おさへて松風髭奴  ふれやふれ〳〵 をふり振手の衆是は  都のはなの伊達助   助八はいとかしこまる ひさの皿てもさはちても  山ふしそこにきつと見て   三こん〳〵五こむ  六こん納めに八はい   こんこう童子 富士千はい万はいと  さつとひと酌 ふた酌三しやく   酌とりの次の  男にさすかまだ 是ものみてかしら張の   ゑほし着なから  罷出これやこなたへ   御めんなれそも〳〵 われは坂東ひたち  の国鹿島立 とそしんしやく  手酌へさきに  乗し若ひくにその   目もとはなる目  もとひとつまいれと    さしけれは そんならわしもちとくわんかん  してほしいと引うけて これは〳〵そこな羽織さん  浅黄さんとそつけさらに さゝれて酒の香もわるき宵から  ともにかた付て日和見て居る猿廻し ひとつ吞ても赤つら山山王のさくらの盛りに  猿かや三万三千三百三十三はいさいたけな   その中のいちの小さい小盃ても猿のかほ まつ此通りと引て入るあしもとは  よろ〳〵と酔はぬさきからいさり松   短きあしのふしきの縁と盃に つれて廻るや西国巡礼むねに木札の   たゆる間もヤレ〳〵只その思ひさし  下さる岸うつ浪や盃に那智の   瀧吞颯々の声納る御代の人 【左下瓢箪の中】 古市 油屋清右衛門 【朱印あり】