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翻刻
大阪
𬇤瀬
此(この)遊園(ゆうえん)の楼(ろう)は風(ふう)
流(りう)の席(せき)也 遥(はるか)に往(ゆき)
来(かう)ふ百船(もゝふね)の白帆(しらほ)
淡路島(あわじしま)山に落ち(おち)あた
る三日の月 雪(ゆき)のけ
しきは言(いう)もさらなり
庭中(ていちう)には春秋(しゆんじう)の草(そ)
木(ほく)を植(うゑ)て四時(しつぢ)共に
眺(なが)めに飽(あか)ざる遊観(ゆうくわん)
の勝地(しやうち)也 𬇤瀬(うかむせ)の
秘蔵(ひぞう)する貝觴(かいさかず)【「さかずき」の「き」脱ヵ】
〇 幾瀬(いくせ)貝始(かいおはじめ)一合半
入又は七合半入此外
七人 猩々(しやう〴〵)の大 觴(さかずき)は
六升五合入〇糸
底一升入《割書:昔より只|二人のみしと■》
【左中程】
皇都
春泉
鐫
【朱印あり】