翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

大時代唐土化物 3巻 - 翻刻

大時代唐土化物 3巻 - ページ 6

ページ: 6

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つづき しや本をかいつかんでひつこまんとすこはおもしろしと ふでのさやをもつてはつしときればには【庭】のとびいしのもと にてきへうせぬ石となつたは九太夫のばけものかきつね【狐】 たぬき【狸】のわさにしてはさしたるしゆかう【趣向】にも ならぬとつぶやけばしをり戸【注】のそとにこゑありて われ〳〵は百鬼(ひゃつき)夜行(やぎやう)のばけものなりこよひ【今宵】としこしの おにうちまめにおいはらはれやくはらひ【厄払い】につかまれん ことのこわき【恐き】ににけまどひ候者さすがは おさくしや【作者】としこしにもかまはず ばけものにおもはれの御やうすゆゑ おかきものをうばひとつてはいけん いたしたがからのばけものとの 御しゆかうからの ばけものはどんな ものでござり ますといふに▲ 【右ページ 下】 ▲しやらくさいうちわらひ 山海経(せんがいきやう)爾雅(しが)にそのかたち きわむる事あたはす博物志(はくぶつし) 輟耕録(てつこうろく)太平廣記(たいへいくわうき)本草(ほんそう)綱目(かうもく) なともせんさくして見□ さてあたらしいばけものも□□ なんぢくなんぞあたらしひ ばけやうは□いう蘇□□ 鬼話(ばけものばなし)をこのみしに□□わら ねどこかひのとぎ□とき/こ■ べしと□へばわれ〳〵も あかほのはしをも見 ましたれどみこし にうとうや一つ目 こそう などの 【左ページ 上】 □□なはげものばかりて 手本にもなりませぬちと し□□□□ばけものもこざります ればまかり出ませうがおとこのまの おかけものをおそれますればはつ してくだされましといふこれは しやうきの□けものにて「今こゝに 団十らや□には□といふキ角のくわ さん□りしやらくさいはのぞみのとふり かけものをはづしいわしひいらぎも さゝずうきにをかべとみたさくしやの いほりの内おつかながらずはいれ〳〵 ばけものヽせうかつしいけをんにしてくれんとふでもちかまへてゐれば よろにかるむしや一つきむないたに□のもんをつけ金さつをたづさへ あらはれ出たりしやらくさいさてはつ□かへんげによるさしゑにしても よろいむしやとはこふうなばけものめといへばせんせいもしちよつと 【左ページ 下】 おはな しがござり やす□□い□ くち□くは らいにばけ て くる わへ は り □ は らひ 鬼(おに)箱(はこ)を かひませうと らせうもん がしをよんで とふりますと かうしの内から ぬつと手を出て むなぐらをつかま□ はらひもんたかつ□ くんなとい□つら□ われは□はあき□ いく□にな□とき□ おにも十八□といふ□ すはらしい大江山□ てもせんたくはしかくに□ ならねとんたはけも□ つきなはしてにけにち□ うてを見たら□ざ ほりものが つき□ 【しをり戸は、枝折戸(しおりど)で、木や竹の小枝などの折ったものをそのまま並べて作った、簡素な開き戸のこと】】 【爾雅は、中国の字書。十三経の一つ】 【輟耕録は、元末の1366年に書かれた陶宗儀の随筆で、主に元の時代のさまざまな事柄を詳しく記している。】