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新聞文庫・絵 - 翻刻

新聞文庫・絵 - ページ 14

ページ: 14

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新聞図会 第廿号 巡邏卒(おまはりさん)は人皆 無益(むゑき)のやうに思へど 其(その)功能(こうのう)実(じつ)に少からず別て痴病(あほう)などには的薬(めうやく)也 既に六月五日午前三時大阪天神橋下に投身(みなげ)有(あり) 規則の如く陰陽両体 括(くく)り合せて流れ居たり 巡邏(おまわり)其外五六名にて引揚療治を加へしかば頓(やが)て 蘇生(そせい)したり男は西京笹屋町飯森宗吉とて 廿一の若盛(わかざか)り女は同所中立売中島某が母の 志津(しず)四十二年の年増後家(としまごけ)三年前より馴合(ちゝくりあひ)しが 金に手づまり身を投しと色は思案の外か なから廿歳(はたち)斗の身を以て初老を 越たる婆々さんと死なんとせしは 痴漢(たわけ)の親玉此 難病(なんびょう)を救(すく)ひしも 全く巡回散(おまわりさん)の功能(きゝめ)ならずや 四十二と廿一は二つ割に当りたれは ひと度は四二天作の後家さんと 二進(にっちん)が一子 救(すく)うめてたさ       餘霞楼主人祝す【?】 本文には両人の書置あれど略て       八尾善板     小信改二代      貞信画 筆者藤村滋枝        《割書:新町通|壹丁目》八尾善兵衞板