疫病関連資料を翻刻!

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新聞文庫・絵 - 翻刻

新聞文庫・絵 - ページ 16

ページ: 16

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【上】 楽善堂三薬(らくぜんどうさんやく) 鎮溜飲(ちんりうゐん) りうゐんの妙薬(くすり)なり胸(むね) つかへ腹(はら)はり腰(こし)いたみ気(き) ふさぎ食物(しょくもつ)すゝまず常(つね)にむか〳〵として 嘔気(はきけ)を催(もよほ)す等(など)に用(もち)ゐて大によし ○穏通丸 つうじの薬(くすり)なり逆上(のぼせ)を引下(ひきさげ) 毒(どく)を下(くだ)すの功(こう)あり頭痛(づつう)めまひ 耳(みみ)なり歯痛(はいた)み腹(はら)はり胸(むな)ぐるしき等(とう)に用(もちゐ)て尤(もっと)も妙(みやう)なり ○補養丸 精根(せいこん)を補(おぎ)なひ元気(げんき)を養(やしな)ふ の良剤(くすり)なり病後産後(びょうごさんご)の 弱(よわ)りまたは生付(うまれつき)よわく魂気(こんき)うすき人に用(もち) ゆれば血(ち)の巡(めぐ)りを能(よく)し身体(からだ)を丈夫(じょうぶ)にするの 功(こう)あり  東京銀座 岸田吟香拝告 【右】 何(いづ)れも用(もち)ゐかた功能とも 各々その薬(くすり)の包紙(つゝみかみ)に委(くわ) しく記(しる)し置申候 此ほか養生(ようじょう)食 品いろ〳〵水すまし 薬等私方にて売 弘め申候 【左】 《割書:目|薬》精錡水(せいきすい) 《割書:東京銀座| 岸田吟香製》 此御めぐすりは西洋(せいやう)の大医(たいい)より 直伝(ぢきでん)の名法(めいほふ)にして古今無類(ここんむるゐ)の 妙薬(みやうやく)なれば功能(こうのう)の著明(あらた)なることは 諸人(しょにん)の知(し)る処(ところ)なり ○血(ち)め○たゞれめ○のぼせめ○ やみ目○むしめ○目ぼし○其他(そのほか)一切の眼病(がんびやう)《割書:に|よし》 近頃(ちかごろ)諸方(しょはう)に疑似(まぎらは)しき類薬(るゐやく)あまた出来(しゅったい)候間 私方の記号(しるし)よく〳〵御糺(おんたゞ)しの上 御求(おんもと)め可下候 【下】 三薬(さんやく)精錡水(せいきすい)とも取次(とりつぎ)売弘(うりひろ)め被成たき 御方は私方へ御申 越(こ)し被下候ハヾ受売方(うけうりかた) 薬数(やくすう)割合(わりあひ)等(とう)の書類(しよるい)早々御 届(とど)け可 申上候但シ三薬の儀は 実(じつ)に諸人(しょにん)の助(たす)け とも相成るべき霊薬(れいやく)に付 盛大(せいだい)に売(う)り 弘(ひろ)め度奉存候間取次の御方江は 多分(たぶん)の御利潤(ごりじゅん)に相成候様 下直(けじき)に 卸(おろ)シ差上可申奉存候何卒多少に 不限 御注文(ごちうもん)奉願上候以上  銀座二町目壱番地 東京 岸田吟香 敬白           鮮斎           永濯