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郵
報知新聞【「新聞」はあえて黒く消しているのでは】
便 錦画第十八号
【紙面右下】
本為板
新志座
ホリまさ
【本文】
大阪高津七番町栗駒常七 倅(せがれ)の
久吉は当十七才なるが去年 窃盗(せつとう)の
科(とが)により懲役(てうえき)六十日 蒙(かふむ)りなを慎(つゝ)し
まず十二月雇われ先(さき)の金拾円持
逃し親 許(もと)知音(しるべ)へも立寄りがたく
式夜千日前みせ物小屋に臥(ふし)居たる
傍(そば)をかへり見れば拾才計の女子臥
たるに色欲(しきよく)を発(おこ)し無暗と手詰(てづめ)に
なすといへども幼(おさなき)年の女子なれば終(つい)に
大音を揚げ叫(さけ)ぶ声 巡査(おまはり)の耳(みゝ)にふれ
駆来(かけきた)り捕(ばく)せられ後(のち)懲役七年に所(しょ)
せられ此 幼女(むすめ)はなんば村菅原茂兵ヱが
女にて家を出奔(ぬけいで)し爰を臥所(ふしと)とせり
明治八年六月の事情 よしなり
【落款】
二代
貞信
【紙面左 欄外】
編集人 西屋基二
【資料整理ラベル 横書き】
新聞文庫
絵
ホ-1