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【タイトル】
郵便
報知新聞
第四百四十九号
【本文】
枯(かれ)木(き)に再(ふたた)び花(はな)咲(さく)は彼(かの)開花翁(はなさきぢゝい)が
伎(き)倆(りやう)に出(い)でたる昔(むかし)語(がた)りに伝(つた)ふ
を聞(き)く而己(のみ)爰(こゝ)に渡島(をしま)【注】の福(ふく)山(やま)
なる杉(すき)原(はら)美(み)農(の)と云(い)へるは挿(さし)花(ばな)を
以(も)て娯楽(たのしみ)とせり西(せい)京(きやう)池(いけ)の坊(ばう)四
十二世 専(せん)正(しやう)坊(ばう)の門にあそびて
功(こう)手(しゆ)に妙(めう)を得(え)たりとぞ去る弥(や)生(よひ)
五日にや活(いけ)たる梅の花の后(のち)其(その)枝(えだ)ゝ(〳〵)
に実(み)を結(むす)び漸(やゝ)熟(じゆく)せしとは愛度(めでた)
けれ師(し)翁(おう)仄(ほのか)に聞(ぶん)知(ち)せるより
前(ぜん)号(こう)の隺岡(つるをか)とよべるに因(ちな)みて
一 首(しゆ)を詠(よみ)て賜(たまは)りしとぞ
鶴岡は仙人(やまびと)の住む宿なれや
千世のみのりのうめの梅がえ
木偶道人誌
【注 北海道の十一か国の一つ。明治二年(一八六九)成立。渡島半島の南部を占める。】
【紙面右下 落款】
応 大蘇
需 芳年【印】
【資料整理ラベル 横書き】
新聞文庫
絵
ホ-1