疫病関連資料を翻刻!

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新聞文庫・絵 - 翻刻

新聞文庫・絵 - ページ 41

ページ: 41

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            小信改二代              貞 信 画                  綿 政 板                   彫 九 一                   同 浅二郎 我(われ)とわが心(こゝろ)の内(うち) にある鬼(おに)をあら おそろしと見(み)る 人ぞ知ると是(こ)は大(おほ) 阪(さか)の強盗(ごうとう)小伝法(こでんぼ)の庄吉(しようきち) といへる者(もの)。 去(さんぬる)る明治八年 二月 小田県(をだけん)にて召捕(めしと)られ 大阪に送(おく)られ既(すで)に きびしく糺問(きうもん)せられ。 是迄(これまで) なせし悪事(あくじ)の始末(しまつ)。 残(のこ)りなく白状(はくじよう) なし。 扨言(さてい)ふ様(やう)。 我等(われら)是迄人を殺(ころ)せし こと数(かづ)をしらず。 其折(そのをり)は何(なに)のこともなか りしに。小田県にて忍(しの)び居(い)る頃(ころ) より。毎夜(まいよ)殺したる男女の霊(れい)。 形(かたち)を顕(あらは)し或(あるひ)は 怒(いか)り又はのゝしり終(つひ)には白昼(はくちう)も形を顕し。 其おそろしきこといふばかりなしと。 云(いゝ)しことなり。 是は賊心壮(ぞくしんさか)んなる時(とき)は。其 怨(うら)みもなさず いつか罪(つみ)をおそれて。 迯(にげ)かくれるに望(のぞみ)て。 かゝるためし世(よ)に多(おほ)しとぞ                  日々新聞