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日々新聞 第拾六号
徳(とく)島 通(かよひ)の蒸気(しようき)去ル二月廿二日の夜に
淡州 岩屋(いわや)の沖にて船中誤て火を
失し荷物に火移りて火勢盛んに
なるを一同力をつくし鎮(しつ)めんとどう
舟中(せんちう)の乗客(のりきやく)の気も石炭(せきたん)を十倍
して走(はし)る程(ほと)に黒煙天(くろけふりてん)を覆(おゝ)ひ只(たゞ)
一 瞬(しゆん)の間(ま)に陸地へ達(たつ)す二百余人の
乗組辛(のりくみかろふ)じて命を拾ひしは是無事
丸の無事を歓(よろこ)び船司の良(そく)計(ち)
憤発(をとこき)を感(かん)ずべし
江湖堂
真文記
ホリ忠治
綿政板
小信改二代
貞 信 画