翻刻
《割書:大|阪》 錦画日々新聞紙 《割書:第 |五十四号》
冨士政板
綿 喜 板
神奈川県下」下 作延(さくのへ)村
の関口次良兵ヱの息子は
十三才なれど力 強(つよ)く物に恐れぬ
気丈者(きじやうもの)明治八年六月八日年 経(ふ)る
大きな狐(きつね)が隣の鶏(にはとり)を一羽くはへ
迯はしりしを取られし
人は残念なるべしとあとを
追かけ麦畑にしのび入り穂(ほ)に
あらわるゝ古狐を肥(こへ)おもかけず生捕(いけとり)
て鶏(とり)は隣へ戻してやり一 挙(うち)に殺(ころ)して此狐を
料理して皆にくへと汁に奈須野の物がたり 【三浦上総両介那須野九尾狐討取】
三浦上総の両介が矢先もあざ 【三浦介義明、上総介広常】
むく誉(ほまれ)れもの一人りで仕 留(とめ)し
ふるまいは十三ぐらいでゑらい者で
【下段】
ありますと読けり
百廿六号に出
花源堂□
ホリ砂こし定二
小信改二代
貞 信 画