翻刻
【右丁】
〇麻(はしか)の色(いろ)は紅(あか)く潤(うるほ)ふを貴(たつと)び
形(かたち)は尖(とがり)聳(たちあがる)を貴ぶ
鮮(せん) 〇麻は稠密(しげく)縫(すきま)なき
紅(こう) を吉兆(よし)とす
潤(じゆん) 〇其(その)色(いろ)白ふして不_レ分(わかたず)_二
色(しよく) 肉地(ぢはた)_一唯(たゞ)点粒(でもの)のみ高(たち)
之(の) 聳(あがり)一日一夜に渋(おさまる)もの
図(づ) あり是は邪(しや)熱(ねつ)が本(もと)軽(かる)き也
兎(と)も角(かく)も表(ひやう)へよく透斉(でそろふ)が肝(かん)要(よう)也
【左丁】
〇其 色(いろ)黒晦(くろめ)にして煤(すゝ)の
黒(こく) 如(ごとき)もの重(おも)し〇又一 種(しゆ)は
晦(くわい) 匾(ひとえ)濶(ひろ)がり焮(ほめき)赤(あか)らんで(かたまり)
如(ことき) を成(な)し塊(かたまり)の上に又
煤(すゝ) 小(こ)粒(つぶ)が有て平溻(へたり)て
レ【?】 不_レ起(はりでぬ)あり思 一(ひ)片(かた)風(ふう)
之(の) 毒(どく)の如く偏(かたより)高(たか)く紅(あか)ふ
図(づ) 腫(はれ)て但(たゝ)頭(さき)粒(つぶ)尖(とがら)ざるものは
透(で)はすれとも此等の類は重し