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コレクション: コレクション3

麻疹必用 - 翻刻

麻疹必用 - ページ 18

ページ: 18

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【右丁】 紋(もん)の如く空(あき)缺(ま)の所あり雲(うん)頭(とう)の状(かたち)の如し麻疹は即麻の 小子の如し遍(さう)身(み)空(あき)所(ま)なく但疎密同しからざるのみ仍 て班を夾(はしはさ)み丹を夾み同しく出るものあり〇麻疹の 発生する初めは腹(はら)脇腋(わきのした)内(うち)股(もゝ)に出て次に頭(かしら)面(かほ)背脊(せなか) 手足外面に出る是(これ)麻疹は陽病の證(しるし)也疱瘡は陰病 也故に漿(みづ)有て膿(うみ)をもち痂(ふた)を成 ̄ス発生面部よりす 是陰病の證也故に温補裏実の薬を与ふはしかは 陽病なる故に漿(せう)膿(のう)なし其本気に属(ぞく)す爰を以て 寒涼疎散の方を先とす其護調(てあて)ゆるかけすべからず 【左丁】 一はしか初め発熱の時傷寒に似て熱はけしく頭痛つよく 唯 咳嗽(たんせき)しきりにして声(こゑ)唖(かれ)て出ず口(くち)乾(かわ)き咽(のんど)喝(かつ)し唇(くちびる) 焦(こか)れ湯(ゆ)水(みづ)を好み或は衂(はなち)出(いて)鼻(はな)ふさがり又は清源(みつはな)出 頻(しき)りに 噴嚏(くさめ)し眼胞(まふた)腫(はれ)波(なみた)なかれ面(かほ)腫(はれ)腮(あご)赤く発熱一両日 にして身体(そうみ)皮(かわ)の中(うち)にすきまなく出て彼(か)のくひたる跡(あと) のことく或は粟(あわ)粒(つぶ)の如く出て後(のち)熱(ねつ)退(しりぞ)き半日一日或は 一日半又は二日三日にして収(おさま)るものは順(じゆん)症(しやう)にして薬(くすり)を 服するに不_レ及程のこと也然とも風寒にふれ飲(いん)食(しよく)慎(つゝし)み あしければ変(へん)症(しやう)忽(たちまち)に出て其 危(あやう)きこと疱(ほう)瘡(さう)より甚し