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コレクション: コレクション3

麻疹必用 - 翻刻

麻疹必用 - ページ 19

ページ: 19

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【右丁】 用心有べきことなり 一 実(まこと)の麻疹(はしか)といふ標(めじるし)は病人の両(りやう)の耳(みゝ)の根(ね)よりつらなり 頚(くひ)頂(すじ)背脊(せなか)下(しも)は腰(こし)の間迄能々見るべし必ず三ツ四ツ或 は六ツ七ツの紅(こう)点(てん)有也此 紅(こう)点(てん)が即(すなわち)麻疹(はしか)の報標(しうせ)なり 前(ぜん)件(だん)の如き病ありても此紅点なきははしかにあらず 能々見定むべし又右の目印有てはしか出んとする時に 目を斜(なゝめ)にしてこれを見れば皮(かわ)膚(そこ)に陰(いん)々(〳〵)として有を 手を以てなでれば肌(き)肉(にく)の間にぶつ〳〵として疹瘡(ひぜん)の 如く其辺 丹(たん)の如し頭面に多きは順症としるべし 【左丁】 一麻疹近所迄来る沙汰 有ならば常よりも殊に 家内のそうじをよく して清浄にすべし 又家内にてにほひあしき ものを煮焼して食ふべ からからず〇其時は家内むつ ましく慈(じ)悲(ひ)心を発し 陰(いん)徳(とく)を心かくべし疱 瘡。麻疹。疫病。痢病。 等は清(しやう)浄(ぜう)潔(けつ)白(はく)にして陰 徳を心かくる家には重(おも) きものなしといふ疑(うたが)ひなし