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コレクション: コレクション3

麻疹必用 - 翻刻

麻疹必用 - ページ 23

ページ: 23

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【右丁】 四にははしか初起発熱の時に辛(しん)熱(ねつ)の薬を誤(あやまり)用ることを 忌也辛熱の薬とは桂枝麻黄羗活丁香砂仁なとの類なり もし誤て是を用ゆるれば火毒を助けて壅(いよう)蔽(へい)してはしか出る ことを得ず是も古老の論なれば服薬容(やう)易(い)にすべからず 医師に篤(とく)と相談の上薬用有べき也 五にははしかの初め自ら利するも多し是を誤りて補渋 の薬を用こと甚忌こと也もし補渋の剤にて利を速に止む る時は腹(はら)脹(はり)喘(せん)満(まん)して救(すく)ふべからずとあり是又古人の 論有ことなれば都郎良医を頼むにしくはなし 【左丁】 一はしか人の食事すゝまぬは順病也諺(ことわざ)に《振り仮名:飽|ぼう・あき》麻(ま)《振り仮名:餓|が・うゆ》痘(とう) とて疱(ほう)瘡(さう)は食(しよく)事(じ)のすゝむもの也はしかは食事すゝまぬ もの也初め食気なきとて少しもくるしからず麻毒発し つくれば食は自らすゝむ也 一はしか発熱の時外は風寒にあたり内は生(なま)物(もの)冷(ひへ)物(もの)の類を食 する事なかれ内外共に熱つよきものなれば必ず病人外より冷 る事を好み内よりは生冷の物を食するを好むによりて此 禁(きん)忌(き)を犯(おか)して内外より冷すゆゑはしか能発生すること あたはずして忽ち悪病に変ずる也唯衣被を厚く