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コレクション: コレクション3

麻疹必用 - 翻刻

麻疹必用 - ページ 26

ページ: 26

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【右丁】 両度流行にあふて例(ためし)見るに妊(にん)娠(しん)虚(きよ)労(らう)の輩(ともから)多く死亡せり出生 の子は安体なるもの多し麻疹は疱瘡と違ひ二十年或は三 十年を隔(へだて)て流行するゆゑに中(ちう)年(ねん)の輩(ともから)は医(い)者(しや)も護調(かいほう)人(にん) もことなれざるゆゑに手あても聢(しか)と治定したる人 稀(まれ)なり 一はしか没(おさま)りに遅(ち)速(そく)ありはしか出て三日を過て収(おさま)るあり 四五日にして収るあり又は五七日にして漸く没ものあり是 其人の性分によるにやからの書(しよ)にも西北の地は水土 剛勁(はけしく) 人のむまれつき厚(あつ)ふしてはしかの透表(いつる)も遅(おそ)し東南の 人は風気 柔弱(やわらか)してはしかの出るも早し左(さ)も有べき歟 【左丁】 一はしかの後に小瘡を発する事あり是は生(ま)水(みつ)にて手洗(ちよふず) 浴すること甚早きによつて也水気が肌(はだ)腠(へ)へ畄泊して毒 を発する也 荊(けいがい)防(ぼう)艾葉(よもぎ)の煎陽を以て洗ふべし   麻疹(はしかの)異(い)名(めう) 唐以上◦傷寒斑瘡◦天行発斑◦温病発斑◦温毒発斑◦景岳 全書云蘇松に在ては◦沙子といひ渐江に在ては◦醋子といひ山陜 に在て◦膚瘡◦赤瘡といひ北直に在ては疹子といふ◦又糠瘡◦ 麩瘡〇本邦にて古書に◦麻子瘡◦赤班瘡◦斑瘡◦赤疹◦赤疱 瘡◦稲(イナ)目(メ)瘡(カサ)◦亜(ア)加(カ)謨(モ)加(カ)沙(サ)◦巴(ハ)斯(シ)加(カ)◦意(イ)納(ナ)速(ス)利(リ)なとの名あり