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コレクション: コレクション3

麻疹必用 - 翻刻

麻疹必用 - ページ 35

ページ: 35

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【左丁】 一人をしかり喧嘩(けんくわ)口論(こうろん)等痘者に聞(きか)しむる事なかれ 一痘者に向(むか)ひ髪(かみ)化粉(けしやう)して見せることなかれ 一 狐臭(わきが)ある人をいむ〇 房内(ねや)にて淫事(いんじ)をなすごとなかれ 一 人遠方(ひとゑんほう)より急(いそ)ぎ来りて汗(あせ)の臭(にほひ)をきらふ也 一 婦人(ふじん)経水(けいこう)新産(しんさん)の穢(けかれ)を忌(いむ)〇 溝雪隠(みぞせついん)等を浚(さら)ふ臭(■■)を忌(いむ) 一 蚊(か)を焼(やき)髪(かみ)の毛を焼(やき)或は油灯(とほしび)蝋燭(ろうそく)紙燭(しそく)を吹消(ふきけし)たる臭(にほひ)し忌 一 硫黄(いわう)。麝香(しやこう)。龍脳(りうのう)又は掛香(かけこう)等を忌(いむ)〇 火葬(やきば)臭氣(しうき)をいむ 一 鳥魚(うを)を焼或塩肴(しほさかな)を焼こかし或は油(あふら)をいる臭氣をいむ 一 胡葱(あさつき)薤蒜(らつきよ)野蒜(のびる)韮(にら)青葱(ひともし)類の臭氣をいむ也 【右丁】            疱瘡の定(ひとり)日 一 疱瘡(ほうそう)は他(た)の病(やま)ひと違(ちが)ひ僅(はつか)十二日を限りとして其十二日を 又四つにわりて是を四節といふ先(まづ)出斉(でそろへ)迄三日を見点(けんてん)【見点が黒の四角で囲まれている】と いひ次の三日を起脹(きちやう)【左ふりがな、やまあげ】【起脹が黒の四角で囲まれている】といふ又次の三日を潅脹(くわんのう)【左ふりがな、ほんうみ】【潅脹が黒の四角で囲まれている】といふ 脹(うみ)をもち後(のち)収靨(かせ)【収靨が黒の四角で囲まれている】三日にして功を収むるなり されどもこのあとに落痂(らくか)【左ふりがな、ふたおち】【落痂が黒の四角で囲まれている】といふものあり都合十 五日をもて痘(ほうそう)の定期(さたまり)となす也 初発(はじめ)の熱(ねつ)は長きも有 短(みちか) きもありいづれ二三日にして熱(ねつ)さめて出斉(でそろふ)を順症(じゆんしやう)とす熱 つよき中(たち)に見ゆるものは重(おも)し痘後(とうご)の余毒(よどく)も定期(さたまり)なし