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コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 210 (3) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 210 (3) - ページ 16

ページ: 16

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力(ちから)を入(い)れて抱(いだ)きつき。身を少(すこ)し震(ふる)はすは。精(き)かいくならんと察(さつ)しれば。こなたも溜(たま)らずドク 〳〵〳〵と。湯(ゆ)の如(ごと)くなる腎水(じんすゐ)を。弾(はぢ)きこみツゝしめつける。今(いま)は怖(こは)さもうち忘(わす)れ。頓(やが)て眼(め)をあけ 莞爾(につこり)と。笑(わら)ふ靨(ゑくぼ)の愛敬(あいけう)女児(むすめ)。吉光(よしみつ)はたゝ可愛(かあい)さに。髣髴(はうほつ)として物(もの)も覚(おぼ)へず。殊(こと)に血気(けつき)の若(わか)大(だい) 将(しやう)。精(き)はゆきぬれど陰茎(いんきやう)は。猶(なほ)しやつきりと弱(よは)りもやらねば。そのまゝに抜(ぬき)もせず左右(さいう)の手(て)にて 抱(だ)き竦(すく)め。さツく〳〵と腰(こし)をつかへば。今度(こんど)は二人(ふたり)の陰水(いんすゐ)が。玉中(ぎやくちう)に充満(みち〳〵)たれは。ずるり〳〵と 大(おほい)に滑(ぬめ)り。外(そと)の方(かた)まで溢(あふ)れ出(だ)し。玉茎(たまぐき)の根元(ねもと)紅舌(さね)のうへ。空割(そらわれ)までもびた〳〵と。互(たがひ)にぬるゝ 花(はな)の雨(あめ)。しばらくありて二人(ふたり)とも一所(いつしよ)に精(き)をやりしまひ。懐紙(ふところがみ)におし拭(ぬぐ)ひ《割書:吉|》〽どうだ快(よ)かつたか ト顔(かほ)覗(のぞ)かれて問答(いらへ)もせず。たゞ赧(あか)らむる恍惚子(おぼこ)の情(じやう)。いとかあゆくぞ思(おも)はれける。兎(と)かくする まに鶏(とり)の声(こゑ)。遠近(をちこち)に聞(きこ)えツゝ。はや白々(しら〳〵)とあけ渡(わた)るに。雨(あめ)も止(や)み風も凪(なぎ)て。東(ひがし)の方の 晃々(きら〳〵)しきは。程(ほど)なく朝日(あさひ)の昇(のぼ)るなるへしされば二人は帯(をび)などを。しめ直(なほ)してたちあがり はや吉光(よしみつ)は堂(だう)の掾(えん)へ。たち出(いで)給ふその折(をり)から。向(むか)ふへ一挺(いつちやう)の駕(かご)を釣(つら)らせ。女子(をなご)三四人 前後(あとさき)に たち。その他(ほか)俱(とも)とおぼしきもの。十四五人もやありつらん。こなたを付(さし)て来(き)にければ遥(はる)かに                                       下ノ二