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コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 210 (3) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 210 (3) - ページ 17

ページ: 17

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みかけて序(ついで)。悪(わろ)しと。手(て)をもて音勢(おとせ)を推禁(おしとゞ)め。暫時(しば〳〵)堂内(だうない)にかくろひて。遣(や)り過(すご)さ んとし給ふほどに。かの人々(ひと〳〵)は急(いぞ)ぎ足(あし)。忽地(たちまち)堂(だう)の傍(ほと)りへ来(き)しを。何者(なにもの)ならんと吉光(よしみつ)は。扉(とびら)を 少(すこ)しおしひらき。顔(かほ)さし出(だ)して視(み)給ふとたん。此方(こなた)も視上(みあげ)て恟(びつく)りし〽《割書:ヲヤ| マア》こゝに入(いら)しつた ヨトいひツゝ階(きざはし)を駈(かけ)あがるは。日来(ひころ)寵愛(ちやうあい)の側室(そばめ)幾瀬(いくせ)。跡(あと)につゞきて片貝(かたかひ)桃代(もゝよ)。その 他(ほか)俱(とも)の若党(わかたう)小者(こもの)も。みな一容(いちやう)に肝(きも)を消(け)し。その処(ところ)へ蹲(うづく)まる。かくて三人(みたり)の側室(そばめ)等(ら) は。堂内(だうない)へ入(い)り音勢(おとせ)をみて。さてもしほらしきよい女児(むすめ)。それにこの吉光(よしみつ)の。館(やかた)へも 帰(かへ)られず。遊(あそ)びて在(おは)すものならん。とは思(おも)へども他(ほか)に人(ひと)なく。この辻堂(つぢだう)にいかにして。女児(むすめ)と 二人(ふたり)在(おは)すらん。と夫(それ)さへに不審(ふしん)はれず。片貝(かたかひ)は腰(こし)を屈(かゞ)め〽この頃(ごろ)仮初(かりそめ)の御(おん)ン出(いで)より。二三日 たてども御帰館(ごきくわん)なし。余(あま)りのことにおん身(み)のうへを。案(あん)じ過(すご)してまうし合(あは)せ。手人(てひと)斗(ばかり)り 連(つれ)まして。今朝(けさ)は頓(とう)からお迎(むか)ひ心(こごろ)。たしか御出(おいで)さきは嵯峨(さが)とやら。承(うけたま)はつたを宛(あて)にして 参(まゐ)りましたに思(おも)ひもかけず。どうして此処(こゝ)にといぶかれば。吉光(よしみつ)莞爾(につこ)と笑(ゑみ)給ひ〽ヲゝ左(さ) 様(う)か太儀(たいぎ)であつた。竟戻(つひもど)らうと思(おも)ふたが。少(すこ)しのわけで遅(おそ)うなり。僉(みな)のものにも苦労(くらう)を