翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

諸事米の飯 : 3巻 - 翻刻

諸事米の飯 : 3巻 - ページ 14

ページ: 14

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【右丁 上部】 ばゝめしがしらせにて うとんは女川をばいとらん【奪い取らん】と とうからしをたのみ来りし にねき大こんにでつくわせ【「出交わす」=でくわす。偶然に出会う】 むごいめにあいあまつさい【あまつさえ=「剰え」=それだけでなく】うどんはふみのめされ【踏みのめされ=したたかに踏みつけられ】たつ 事もならず今のよに いたるまてうどんのふま るゝいんゑん【因縁…いわれ、由来】はこのとき よりぞはじまり けりとうから しも大こん 二人おつはさ まれ【おっぱさまれ=「押挟まれ」=ぐっと挟まれ】からみなかま【「辛味仲間」】の つらよごし たゞさへ人に いやがられ そのうへ こんどの  かたきやく  りやうりのやくみも 【左丁 上部】 するものがそふいふ事で すむものかと大こんと大こんの 中へたてはさみ むしやう やたらに【無性やたらに=無闇やたらに…考えもなく度を越すこと】 おろせし ゆへふつ かけ【ぶっかけ=ぶっかけそば「打掛蕎麦」の略。かけそば】の とう からし ゆどう ふの  とう  からし。 【右丁 下部】 ばゝ めしほう ひはおもひ のほか 此□【?】を 見て むねに つかへる □□ かき   は こめ ん 〳〵  と ひやむ  ぎに なりて 【泣いて の誤りヵ】 あやまる 【左丁 中段】 大こん おろしの あかいの【紅葉おろし】は これより まへはなき 事なり二人 にてとぐてあ かせ【意味不明】いやみ【嫌味】 からみ【辛味】の こじらい れき【「故事来歴」=昔から伝わってきた事物についてのいわれや歴史】 これにて さらりと わかりけり 【左丁 下部】 たゞさへおのれ げすはつたと【下司ばったと】 わさびにいわれさん しよはこつぶでも たいていはらをたつて いるとたかのつめ のよふな もの なれ  と ま事に これが てん しやう まもり【天井守】あをとう からし ようからくして 竹のつゝゑ【「江」とあるところ】も いれられての事で つか□□どく【「気のどく」か】     なり