Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 210 (1) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 210 (1) - ページ 26

ページ: 26

翻刻

いはれて恍惚子(おぼこ)の恥(はづ)かしく。面(かほ)あからめるを屏風(びやうぶ)を引(ひき)あけ《割書:浅|》〽夫(そん)ならお恃(たの)み 申ますヨ《割書:道|》〽委細(いさい)承知(しやうち)ス。コウ音勢(おとせ)ばう。マア帯(おび)を解(とき)な左様(さう)してこゝへ這入(はいつ)て寝(ね)る のだ《割書:おとせ|》〽ホゝゝゝ可笑(をかしい)ねへ《割書:道|》〽何(なに)もをかしい事はねへ。サア今夜(こんや)はお前(まへ)と自己(おれ)と御婚礼(ごこんれい)だ しかし薬鑵(やくわん)と土器(かはらけ)の婚礼(こんれい)は。神武(じんむ)以来(このかた)あるめへハゝゝゝ《割書:おとせ|》〽何(なん)だとへ《割書:道|》〽ナニ此方(こつち)の事ヨ さア〳〵早(はや)く這入(はいん)なと。いへど了得(さすが)に入(いり)かぬるを。道足(みちたる)手(て)を取(とつ)て無理(むり)に引(ひき)こみ《割書:道|》是(これ)サ 左様(さう)堅(かた)まつて居(ゐ)ちやアいけねへすつと此方(こつち)へかう倚(よつ)て。そして足(あし)をあげて自己(おれ)が足(あし)の うへゝあげるのだ。ムゝ左様(さう)〳〵。其処(そこ)でこの枕(まくら)の下へ手(て)をずいと入(い)れナ。夫(それ)から斯(かう)しやうと いふのだト道足(みちたる)左(ひだり)の手(て)を伸(のは)し。音勢(おとせ)が内股(うちまた)へずつと入(い)れると《割書:おとせ|》〽アゝレ叔(をぢ)さんトいひながら 股(また)をすぼめる《割書:道|》〽是(これ)サそれじやア往(いけ)ねへ《割書:おとせ|》〽夫(それ)でもくすぐつたいものヲ《割書:道|》〽マア其処(そこ)を少(すこ)し 我慢(がまん)しなくツちやア。刀祢(との)さまのお気(き)にやアいらねへ。サアこゝを広(ひろ)げなヨ《割書:おとせ|》〽斯(かう)かへ 《割書:道|》〽ムゝ左様(さう)だ〳〵ト手(て)をやつてむつくりとしたる額際(ひたひぎは)。なでゝみれば二三分(にさんぶ)ばかり。 もや〳〵として指(ゆび)まはさつれど。撮(つま)むほどにはまだならぬ。薄毛(うすげ)の容子(やうす)かあいら