翻刻
在交游中知君美最深亦不得徒
為恭而辞之遂因君美之意而推
論之以為贈焉嗚呼此豈他人所
得而知哉特可為君美之爾
時
享保改元歳次丙申秋九月十七日
英賀室直謹序
凡例
一凡此譜上は慶長五年よりはしまりて下は延宝八年に
至る迄凡八十年の間録万石より上つかたの家悉くに
伝つくりぬ
慶長五年よりしるしはしむる事は関ケ原の戦終て後天下
一たひ改りて功あるは不次の賞行れし多く罪あるも猶恩
蒙りて本領を安堵せる少なからす六十州の中当時封建の
国郡にあらさるはなしされは此年を以て諸家はしめて封を
受し年とす事を記す事前代にとゝまるは旧史の例なり
又万石以上の家伝つくる事は史漢世家の例になそらふれはなり
万石より下つかたの家其数多くしてこと〳〵くにしるすに堪す
またこと〳〵くにしるへからされはなり
一凡始封の後或世つきなくして家絶或は故ありて国
除かる是等の類は別に附録つくりて編入れぬ