翻刻
○或は選封或は加封等の事は城主譜等の書并年々の日記等
を併せとりぬ○凡諸家職に任せられし事をは諸役人系図
并に諸役人帳等の外に年〳〵の日記等をあはせ考ふと
いへともこれらの事猶誤り多からん事を恐れ思ひぬ
一凡伝毎に分注の所ある事はあるひは一事にして伝ふる
ところ異なるあり或は世こそつてつたふる事も疑かは
しき有あるひはいまた詳にせさるありあるひは
かならす弁すへき事ありこれらの類本文にまたも
出さんには事煩し又さてしもやむへからざる
事をはその条下にしるし置たり
一凡人の姓名州郡の地名等其家兵法のとなふる処
あるひはおなしからすあるひはめつらかなるもろこしの
書にも多かりあやまちなく読得ん事はきはめて
難事とす聞もつたへ読もならひしとはその字の
右の傍らに仮名をくはへぬそれもなをあやまり少なからし
ましてわか学ふ所の博からねはしらさる所もつとも
多ししかりとてその字よまてもすきかたしみん時に
便せんか為に強て仮名加る事その字の左りにおゐてす
しれる人の正さん事をねかひ思ふか故に敢て我拙き
事を掩わす