伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(一) - 翻刻

藩翰譜(一) - ページ 12

ページ: 12

翻刻

  ねがひ思ふ所也○たとへ其家の系譜等に見へし事にても   遠き代の事さたかならさるをのそきて世にもしれる人より   書はしめしも有又本伝にのせし事をは系図には略し系図に   見へし事をは本伝には略せし所も有二ッなから出せし事も有也 一凡この譜つとめて事しけからすして其家の始末  見やすからん事をもとむるかゆへに事をのする事多  くは略しぬ   関ヶ原大坂等の軍記は世に全書多けれは諸家の戦功多くは   略しぬ○軍務の外臨時の公役等の事をはこと〳〵くにしるさす是は   事多してしるすに堪さるのみにあらす諸家の事こと〳〵くにしる   へからされは也○諸家先祖の事跡の百余年より上つかたの   事をほくは略しぬつまひらかなる事をしらんには各その家の   系譜并行るゝ諸記を合みるへけれは也○凡一事にして諸家に   わたれる事ありをの〳〵の伝にしるさんとする事しけくなり   ぬれは只一家の伝にくはしくしるしてその余の伝には誰某の   わけ注し畢ぬ 一凡此譜つとめて事実を得ん事をもとむされと世に実録  多からぬに似たりよりところとする記伝わすかに拾余部に  及へり夫もしるす所博からねはもるゝ事少なからす併考る所  の書記百数十部一千余巻にや到るへき或は当時の消息  或は諸家の事記文古き人の物語せし事も又はそのかた  さまの人に尋ね問し事もかねては又父と師とに聞し所  なとも百余事を集て其事のまことしきのみをとれり一事  も徴なくして敢てmみつからの説つくらす疑を闕し所  もつとも少なからす又疑をは疑を伝へし所もあり   諸家任官叙位の次第は公卿補任武家補任等にしたかひ   其家の系譜も併せ考るに異あれはその下に分注しぬ