翻刻
【右帖】
成田 左馬允氏範
佐野 修理太夫政綱
滝川 下総守雄州
【左帖】
越前 藩翰譜一
参河守殿は徳川殿第二の御子御母は家の女房いさゝか
故有て三河国産見といふ所にて生れ給ふ徳川殿御子とも
したまはす本多作左衛門重次とりて養ひ参らせ御名
をは於義丸殿と申奉る御兄岡崎の三郎殿いかにもして
父上の見参に入れはやと思し召於義丸殿三歳の御時
徳川殿岡崎の城に入らせたまふ事ありしに兼て
よく教へ参らせ殿の渡りたまふほとりの明障子
引うこかし父上〳〵と聞えたまひしに徳川殿早く心
得させ給ひ御座をたゝせたまふ所を三郎殿御袖を